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慶應義塾OCW >> コース一覧 >> 経済学部 >> 廃棄と汚染の経済学(2004春-秋学期)

廃棄と汚染の経済学(2004春-秋学期)
【第1講義:グッズの世界、バッズの世界(1)】

1.1 グッズとバッズ
    1.1.1. ごみを経済学的に見る
      ●ごみとは何かについて根底から問いかける
      ●同じものでも時と空間とを違えれば、ごみにもなるし資源にもなる
      ●ごみは、モノの物理的性質によって決まるものではなく、経済的な関係から決まる
    1.1.2. 適正廃棄の費用
      ●経済からの残余物を適正に処理するにも費用がかかる、すなわち廃棄の費用はゼロではない
      ●適正処理せずに残余物を廃棄すると、外部不経済が生じる
      ●これまで経済学は、捨てるという行為を的確に分析してこなかった
    1.1.3. グッズとバッズを定義する
      ●市場でプラスの価格がつけられるモノをグッズと定義する
      ●市場でプラスの価格がつかず、ただで取引されるモノをフリー・グッズと定義する
      ●プラスの価格で引き取る人が誰もいず、そのまま自然環境中に廃棄されると外部不経済を引き起こすようなモノをバッズと定義する

1.2. 逆有償とマイナスの価格

    1.2.1. 需要と供給の関係
      ●グッズとは需要曲線と供給曲線が第1象限で交わるようなモノのことを言う
      ●もし自由処分(free disposal)の仮定があれば、バッズは存在しない
      ●もし自由処分の仮定が妥当しなければ、需要曲線と供給曲線は第4象限で交わることもあり得る、その場合当該のモノはバッズとなる
      ●現実の世界では自由処分の仮定が当てはまるモノはほとんどない
    1.2.2. マイナスの価格の意味
      ●残余物の処理には適正廃棄と再資源化の2つの方法がある
      ●どちらにしても費用がかかる
      ●適正処理・再資源化プロセスからの残余物への需要はマイナスの価格で供給と均衡する
      ●適正処理・再資源化の取引では、モノとしてすなわちD=Sが、マイナスの価格で成立する

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