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近代日本と福沢諭吉(2004秋学期)

【テーマ05:近代西欧の社会哲学と福澤諭吉】

◇講義概要
  福澤の代表的著作の一つである『文明論之概略』にいう「文明」とは何なのか、私たちが生きているいまの社会にそれは実現しているのか。こうした問いを、『概略』という古典との対話をとおして考えることが、この授業の課題である。
  福澤は文献と体験をとおして「西洋の文明」を知り、それを摂取することを当時の日本の社会に説いた。その議論の背景には、近代西洋を支配した一つの歴史観を下敷きにした「文明」理解があり、同時に当時の社会に関する独自の現状認識がある。1回目にはそれを検討する。
  「文明」とは、特定の個人の生き方、社会のあり方を指し、それは近代西欧の社会哲学をモデルとしている。福澤はそれを示すとともに、それを妨げる要因を挙げている。そこには、いわゆる日本人論のステレオタイプとは異質な分析がみられる。これを第二回での考察の対象とする。

1 現状認識と課題
   (1)現状の認識-「野蛮・半開・文明」
   (2)課題の指摘-「国体・正統・血統」

2 個人・社会・政府の関係
   (1)個人の生き方-「智徳」あるいは「英雄」と「衆論」
   (2)個人と社会の関係-「惑溺」と「権力の偏重」

☆参考文献
   福沢諭吉/著 松沢弘陽/校注『文明論之概略』岩波書店(岩波文庫)、1995.3
   丸山真男『「文明論之概略」を読む』岩波書店(岩波文庫)、1986.1

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